最近、小3次男の中で「エグい」という言葉が大流行中。毎日お友だちとネット上でゲームに興じながら、エグエグ言っている。
実用例を聞いていると、「すごすぎてお手上げだぜ!」といった対象を賞賛するような意味が含まれているらしい。
男の子育て2人目ともなると、ある言葉のブームが一過性なのはわかっている。でも、あまりにも頻繁にエグエグ言っているし、使用の幅が日に日に広がっていくので、少しずつ言いかえてあげるようにしている。
「今のは『すごい』だね」「『美しい』という言葉でもいいね」。次男はなにも言わない。
以前、長男が高学年のとき、YouTuberみたいな話し方になった時期がある。あの独特の抑揚を普段の会話にも入れたり、あおるようなことを言い続けたり。
とくに、お友だちが家に来ているときの会話が聞くに堪えないので、担任の先生との懇談会で愚痴をこぼした。
すると、「きっとそういうしゃべり方をすることで、仲間意識を共有してるんですよね」と教えていただき、なるほどを思った。
わたしが高学年のころも、そういうことがあったのを思い出した。
言葉、話し方、歌、そのほかにも好きなもの全部…。たいてい人気の女の子が見つけてきたものを、グループ内でいいな〜いいね〜と言い合って、いつのまにかクラス中ではやっている、あの現象か。
先生の言葉を聞いて以来、息子たちの言葉づかいはそこまで気にならなくなった。
きっとそのうち、ちゃんとした言葉をつかうようになる。豊かな語彙で表現したいと思うようになる。
そう信じて、寝る前の読み聞かせをせっせと続けたり、おもしろい本をすすめたりしている。
あと、この秋は「美しいものをたくさん見よう」を目標に、車で出かけられたらと思っている。やっと涼しくなったことだし。
秋は空を見上げるだけでも、こんなにきれい。

マーガレットやひまわりの花びらのように見えた雲。
そんなある晩、エグエグの次男と絵本を読んでいて、知らない言葉を見つけた。
なかや みわさんの『どんぐりむらのだいくさん』の中で、大工さんが使う工具がリストみたいに紹介されているページがあり、建築に興味がある次男は興味津々。
1つ1つ、名前と用途を確認していき、わからなかったらわたしのスマホで調べるという作業をした(知らない花や生き物など、いつも写真を見せてと言われる)
「エンマってなに?」「なんだろうね?」
検索すると、歯でもなんでも引っこ抜けそうな恐ろしげな道具が出てきた(釘抜きみたいです)
次男「閻魔大王が舌を抜くやつみたいだね!」・・・2人「「だからエンマだ!」」
思わず顔を見合わせて納得。新しい言葉を知るって楽しいよね。
この絵本は、大工さんがだれでもくつろげる「みんなのおうち」をつくることで、交流の輪が広がっていくというコミュニティデザインのお話にもなっていて、わたしも読んでいて興味深かった。
最後のページが縦方向に広がる仕掛けも、大工さんという職業に合っていて素敵。
次の日の夜読んだ牡丹 靖佳さんの『たびする木馬』は、メリーゴーランドの木馬が、その後たどる道を眺めていく切なくも心温まるお話。
エンマが工具として描かれているページがあって、次男と「これはエンマ!」となった。
ほかにも、最近読んだ秋にぴったりの絵本を。
あさくら まやさんの 『ブルブルさんとおばけのあかちゃん』は、初めましての作家さん。
読み終えたあと、次男と「おもしろかったね」「おもしろかったよね」と言い合う。
おばけを育てるというのが斬新だし、なによりブルブルさんの怯えっぷり困惑っぷりが不憫で、最初からすごく引き込まれた。ハロウィン時期にぴったり。
絵もポップな感じで可愛い。あさくらさんのほかの絵本も読んでみたい。
かとう あじゅさんの『じっちょりん』は親子で大好きなシリーズ。この『おつきさま』も何度か読んでいる。
リアルなのに、こっそりしていて、可愛らしいのに、たくましいじっちょりんたち。
この絵本を小さいころに読んだ子の世界には、必ずや、じっちょりんたちが住んでいると思う。




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