【Blog】ジョニーと栗人間

今日は暖かくてほっとする。昨日はやたらと底冷えのする一日だった。

次男の習い事の送迎で車を運転中、冷たい雨にまじって、白い粒がふわっとかすめるように飛んでいった。

まだ10月。雪を歓迎するわけにはいかない。
「雪だ」となるべく静かにつぶやくと、次男がこともなげに言った。「今のはジョニーだよ」

ジョニーとは誰なのかときくと、学校のお友だち同士で、嫌いな雪虫のことを親しみを込めてそう呼んでいるそう。

わたしも小さい頃は、服や髪にくっついてくる雪虫が苦手だった。高校時代、自転車で登下校しているときなんて、口にも目の中にも入ってきて悲鳴を上げながら走っていた。

たしかに、ジョニーだとなんか夏っぽくて楽しげ。いいね、自分たちで考えた小さな工夫。
でも昨日舞っていたのは、ジョニーじゃなくて、今年初めてみる雪だった。

夏と冬の間に秋がないねと言うと、学校で栗拾いはしたよ、と次男。次男の学校の敷地には自然がいっぱいあって、栗の木も何本か植わっている。幼稚園のころから栗拾いを楽しんできた。

そういえば、先日は地元の和菓子屋さんがやってくれた「上生菓子作り体験」でも栗を作った。

写真は、栗の練習を白い練り切りでやったとき、次男がこっそり作った“栗人間”。こういうの好きだ。
完成した和菓子も、わたしのより次男のほうが味わいがあって、濃淡のつけ方も上手だった。

教えてくれた若い職人さんに、「こういう和菓子は何年で作れるようになるんですか」ときいてみると、「一年くらいです。自分もまだ入って三年くらいで…」と言っていた。
つい何年も修行したことを期待する聞き方をしてしまったので、ちょっと恐縮させてしまった。

明日から、少し秋の気候がもどってくるそう。紅葉を見にいけたらいいのだけど。

次男と先日蔦屋で買った、福田 利之さんの『くりさぶろう』という絵本を読んだ。絵がすごく可愛い。
食物連鎖がテーマになっているので、ちょっとしんみりするシーンもあるけれど、「そういうものなんですよ」という最後を締めくくる一言がかっこいい。

この絵本で思い出したのが、花冬けい子さんの『よわむしカエル』。何年か前に気軽に読んで、思いがけない展開に衝撃を受けた作品。
『くりさぶろう』と似たテーマなのだけど、こちらのほうが読んでいてより苦しくなった。

栗の絵本といえば、我が家の定番は大島 妙子さんの『いがぐり星人グリたろう』。長男も次男もお気に入りだったので何度も読んだ思い出の一冊。
お話もおもしろいけど、絵の魅力も大きくて、グリたろうが泣くときの表情など今でもありありと思い出せる。

※【本棚】ページであらすじなどをご紹介しています

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