
4月にフレーベル館さんの受賞式に参加して、翌日は担当の編集者さんと打ち合わせをした。
改稿途中の作品のことはもちろん、なにもわかっていないわたしは、昨今の出版業界についていろいろ教えていただいた。
「冬の時代」と呼ばれるゆえんをようやく理解。そうか…雑誌の分の輸送が減って、それが一緒に運ばれていた書籍の輸送コストに影響を…。せっかく本を発売しても、そんなに早く店頭から消えてしまうことが…
わたし自身は小さいころから、読書も本も本屋さんもずっと大好きだったので、全然気づいていなかった(もちろんニュースなどでは耳にしていたけれど)
お話を聞くまでは、神保町のホテルに泊まって古書店めぐりをして、街中いたるところで目にする「本」モチーフにときめき、ただのんきだったわたし。

昭和初期の書店をリノベーションしたそう。
受賞で浮き足立つ気持ちを落ち着けて、姿勢を正すことができてよかったと思う。
帰りの飛行機で読んだ児島 青さんの人気漫画『本なら売るほど』も、理解を深めるのに役立った。それにすごく面白い!

一話一話、人の心の描写がていねいにされた、本や古書店への愛あふれる作品。中学生の長男も面白かったと言っていたので、幅広い年齢で楽しめそう。
なかでも、9話の「本の漂流者」は、デビューを目指すわたしにとっては、ぐぐぐっ…と胸をしめつけられる内容で。
新刊書店から返本された本は、人の目に触れることもなく、古本屋という門にたどり着くこともない。
書店でたくさん並ぶきれいな本を眺めているとき、そんなこと、想像したことがなかった。わたしも思わず、主人公と一緒に「海の真ん中で漂流してる気分」になった。
そこで、わたしにもできることはないかと思い、書きはじめたのがこのブログだ。
自分が読んだ本、子どもたちと読んだ本について触れながら、日記のようなものを気楽に書いていけたらと思っている。「本の庭」のようなページにしていけたら。

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