『ふたりのマンガ線』発売から2か月がたちました。
実はこの春、家の事情で函館を離れることになってしまい、この記事はバタバタの引っ越し前後で書いています。
この2か月、10年住んだ函館はもちろん、生まれ育った札幌にも足を運び、なじみのあった書店さんを中心に伺いました。
もちろん『ふたりのマンガ線』が並んでいない書店もあるので、「なあい… なあい… あった!」と、大好きな赤ちゃん絵本の“ゆうちゃん”の気持ちで、児童書コーナーをうろうろしていました。

(絶版のようですが、小さい子目線の良い絵本なので、図書館で探してみてください)
なんとか勇気が出せたときは(笑)、お店の方にお願いして売り場を撮らせてもらったので、「あった!」の店舗をご紹介したいと思います。
函館蔦屋書店さん
函館蔦屋さんは、わたしが函館に引っ越してくる1・2年前にオープン。
家探しで初めて訪れて、こんな素敵な本屋さんがある街でよかった〜と感動しました。

発売日には、一般小説が並ぶコーナーの前、一番目立つ棚にたくさん並べていただきました。

こちらは児童書コーナー。2か月経った今もたくさん並べていただいています。ありがたいです。

なにより嬉しかったのは、児童書担当Sさんが書いてくださったコメントです。
小さい頃、漫画を描いてみたことがあるので懐かしくなったと言っていただきました。
今回『ふたりのマンガ線』を読んで、「小さい頃、自分も描いてた」「うち子も高学年のとき描いてた」という声をたくさんいただきました。
わたし自身も高学年のとき、漫画家に憧れて『りぼん』などの誌面を写して遊んでいました。イラストの上手な友だちが羨ましかったな。
自分の子どもの頃を懐かしみながら、読みました。そして、十数年ぶりに小学校の頃の友達と電話で話しました。
『ふたりのマンガ線』は、W主人公の錬磨と秘が、勇気を出して思いを言葉にして伝えることで、一歩踏み出す物語。
その本をきっかけにご友人とお電話された、というのがなんだかとっても嬉しいなと感じました。
10年たって、大好きな場所になった蔦屋書店。きっとこれからも地元の方の憩いの場として進化し続けると思います。
明るい笑顔が素敵なSさん、また遊びにいきますね!
函館栄好堂 丸井今井店さん
栄好堂さんは、次男の通院のときに寄ることの多かった函館中心部の本屋さんです。
市内唯一のデパート・丸井今井(道産子は「丸井さん」と呼ぶ)の中にあります。余談ですが、OIOIとは全く別の会社です。
児童書コーナーはもちろん、わたしは単行本の棚が好きです。初めて見る本、読んだら何か変わるかもと思える本が見つかります。
まさかそんな本屋さんに、自分の本が並ぶ日がくるとは…!

しかもこんなふうに、推しの祭壇のようにしていただいて…(笑)
ほかにも函館ゆかりの作家さんの棚が大々的に展開されています。フレーベル館の営業の方と訪問したのですが、店長Iさん、副店長Sさんのお話の中でも地元愛をすごく感じました。
ラジオ局や新聞社さんにも繋げていただき、道南にお住まいの方に『ふたりのマンガ線』を知ってもらうきっかけになりました。本当に感謝です。
先日、ひとりで再訪問。
顔を覚えてもらえているかな…? と内心ドキドキだったのですが、笑顔で温かく迎えてくださりほっとしました。
お二人とも、本当に優しくて素敵な方なんです。笑顔が似ているので、親子なのかな?と思って営業の方にきいたら、違いますよと言われました。
お話の中で、SさんがわたしのXをよく見てくださっていることが判明。売り場をつくるときは、著者のSNSを見て雰囲気をつかんでから作業するそうです。
他愛のない内容ばかりのXですが、やっていてよかったなと思いました。
道央、道東、道南と、北海道内でもいろいろな場所に住みましたが、函館はどの街とも似ていませんでした。
たまに排他的なんて言われたりもしますが、裏を返せば、一度懐に入ってしまうと家族のように温かく支えてくれる、そんな情に厚い方が多いということ。
栄好堂さんはそんな函館の良い部分を体現しているような、アットホームな雰囲気の書店さんです。
観光で訪れても絶対に楽しいと思うので、ぜひ来函の際はのぞいてみてください。
Iさん、Sさん、函館からは離れてしまいますが、遠くからでも頑張っている姿をお見せできたらと意気込んでいます。
またひょっこり伺いますね(お店のXも楽しみにしています)
文教堂書店 函館昭和店さん
お隣りのスーパーでのお買い物がてら、よく子どもたちと寄った本屋さんです。
蔦屋さん・栄好堂さんは『ふたりのマンガ線』を置いていただけると聞いていたのですが、こちらの文教堂さんは自分の目で売り場を確認した、最初の書店さん。
緊張で写真を撮らせてもらうことができず。販促グッズを使って平積みで展開されていて嬉しかったです。
くまざわ書店 函館ポールスター店
くまざわ書店さんは、函館に引っ越してきて最初に住んだ家が近所だったので、何度も通ったなじみの本屋さんです。
長男が入園前でまだ親しい人がいない時期、よくお散歩がてら訪れて、絵本を買ったりおもちゃコーナーで遊ばせてもらったりしていました。
発売日から数日、お隣りの市立病院に行った帰りに寄ると、『ふたりのマンガ線』がちゃんと並んでいました。
なんだか不思議な感じがすると同時に、やっと本の発売を実感できた瞬間でした。
三省堂 函館川原店さん
三省堂さんは習い事の待ち時間に、ささっと寄って本を物色していた書店さん。文庫本コーナーが見やすくて、行くたびに面白い本と出会えました。
児童書コーナーは羊毛フェルトで作ったキャラクターが飾られていたりと、可愛らしくデコレーションされていることが多く、ひそかに注目していました。

『ふたりのマンガ線』もこんなふうにわかりやすく置いていただいていて、感激でした。ありがとうございます。
文教堂 湯ノ川店さん
函館で最後に伺ったのは湯の川にある文教堂さん。目立つところにたくさん並べていただいていました。

お会計のときに書店員さんにおそるおそるお声がけすると、「この間、この本のレジを打ちましたよ!」と気さくに教えてくださいました。それを聞いて、思わず一安心(笑)
『ふたりのマンガ線』は北海道が舞台で、函館市内の景色があちこちに登場します。
地元の方はそういう部分も感じられ、二重に楽しめると思います。ぜひぜひ、読んでいただけると嬉しいです。
紀伊國屋書店 札幌本店さん
続いては、札幌の書店さんです。大学時代、そして社会人になってから足繁く通っていた大型書店を訪れました。
一軒目は、紀伊國屋書店さん。本の配置など10年前と全然変わっていなくて、たくさんのお客さんで賑わっていました。
大充実の児童書コーナーに、『ふたりのマンガ線』も発見! 「わーい」と、一緒にいた次男とハイタッチしました。
一点だけ変わっていたのは、2階のイノダコーヒーがなくなって、スタバになっていたこと。
よく会社帰りに、大好きなレモンパイを食べながら読書したり、資格試験の勉強をしていたんです。
書店を訪れると、そのとき読んでいた本のことだけでなく、そのときの自分の環境だったり、一緒に食べたおいしいものだったり、いろいろな記憶がよみがえります。
三省堂書店札幌店さん
札幌駅の大型商業施設・ステラプレイス内にある三省堂書店さん。
お友だちから「ふたりのマンガ線、あったよ!」とメールで教えてもらっていたので、自信をもって児童書コーナーへ(笑)

手書きの補足説明が嬉しいです! ありがとうございます。
コーチャンフォー新川通り店さん
翌日訪れたのは、道民の憩いの場・コーチャンフォーさん。
発売日当日、『ふたりのマンガ線』がずらりと並ぶ写真が、フレーベル館の営業さんから送られてきて、驚きと嬉しさで涙が出ました。
お礼を伝えるべく、新川通り店さんへ。
函館生まれの次男は初・コーチャンフォーです。お兄ちゃんと一緒に、ゲームコーナーに突進していきました。
赤ちゃんからお年寄りまで、全年齢の人が楽しく過ごせるのがコーチャンフォーの魅力。
釧路に住んでいたときは、ベビーカーに長男を乗せて通っていました。
札幌に引っ越してからは、新川通り店さんやミュンヘン大橋店さんで絵本を買ったり、絵本キャラのイベントに参加したり…。店舗ごとに思い出が詰まっています。

発売前、自分の本がどんなふうに並べられるのか、全く想像がつきませんでした。
発売後は、住んでいる函館市内では確認できても、道内のほかの場所では? 道外では…?
そんなとき、遠く離れた書店さんに並ぶ写真を送っていただいたり、Xで発売を知らせてくれる書店さんを見つけたりすることで、ようやく実感できました。
北海道では、函館に限らず大きな売り場を用意していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
コーチャンフォー新川通り店では、児童書担当のIさんが『ふたりのマンガ線』を読んで気に入ってくださっていて、お話が弾みました。
サイン本を作ったり、大きな色紙を書いたりしながら、物語の舞台などについてたくさんお話ししました。
北海道を離れてしまいましたが、コーチャンフォー愛は変わりません。
最近話題になっていた若葉台店にも、いつか行ってみたいな。
MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店さん

札幌で最後に訪れたのは、大通りのジュンク堂さん。
専門的な書籍も豊富なので、一人で本を探すときはジュンク堂さんに行くことが多かったです。
児童書のラインナップも幅広く、何時間でもいられるくらい大好きな場所です。
『ふたりのマンガ線』もちゃんと置かれていました。憧れの本屋さんに並んでいるのを見て嬉しくなって、つい近くにあった「ハッカ油」のパディントンバージョンを買ってしまいました(自制していたのですが)
『ふたりのマンガ線』にもキーアイテムとして登場する「ハッカ油」。
秘くんが使っていたように、夏場の虫除けになります。ミントの香りでリフレッシュ効果も。おすすめです。
我が家にはほかにも2本あるので、今年の夏も絶対蚊にくわれません(笑)
「あった!」の書店を、訪れた順にご紹介しました。
反対に「なあい…」の書店もありました。そのたびに、置いてくださっている書店さんへの感謝の気持ちがどんどん増していきました。
良い本になったはず。多くの子どもたちに届け…!
どんなにそう願っても、店頭に並べてもらえなかったら、届くはずがありません。
たくさんの方によってバトンが繋がれるようにして、一冊の本が読んでくれる人の元に届くのだと実感しました。
東京に来て書店の多さに圧倒されつつ、『ふたりのマンガ線』が並ぶ棚をたくさん確認できました。
並べてもらえているのは、当たり前のことじゃない。東京の錬磨くん・秘くんも頑張れ…!
表紙のふたりを見ながら、願いを込めています。

Comments